重圧をはね返した不振の巨人・村田が均衡を破る決勝の適時二塁打チームを2連勝、今季最多タイの貯金29に導いたファンの歓声に「ここで打てなければ泣きそう、と打席に入ったいいところを見せられて良かった」と胸をなで下ろした
両軍無得点で迎えた八回1死から阿部と高橋由が連打で一、三塁の好機をつくった「大先輩のつくったチャンスをぶち壊すわけにはいかない」こん身のスイングではじき返した打球は、中堅フェンスを直撃村田は二塁ベース上でこぶしを握り、喜びを爆発させた
8月の打率が1割台に低迷前カードの中日3連戦(ナゴヤドーム)では好機に凡退を繰り返した前日17日には打順が6番に降格「何か、(不振脱出の)きっかけが欲しい」連日の早出特打を行い、一塁ベンチの定位置には清めの塩を盛り、試合に臨んだ
オフに横浜(DeNA)からFA移籍味わったことのない緊張感のなか、プレーが続く「ほかのチームに追いかけられる経験がない充実した毎日 広島は17日の巨人戦(東京ドーム)に0-5と敗れ、連勝は2でストップ巨人先発の左腕・内海に対して右打者を並べて攻略を狙ったが、わずか4安打と打線が封じ込まれた
内海に対し、広島は思い切って打順を組み替えた左打者の丸、天谷を外し、右打者の赤松、迎らを組み入れた
だが、このオーダーが機能しない制球良く変化球を低めに集める内海に、早打ちで逆にリズムを作ることに貢献してしまう5回まではわずか2安打、持ち前の打たせて取る投球を楽々と許した
守備の乱れも足を引っ張った巨人の先制点は初回、併殺を狙った遊撃・梵の一塁への悪送球から終盤の8回にも一死後、谷の左翼線への打球をサードの堂林がファンブルし追加点につながるなど、要所に雑な守備が目だった特にリーグワースト最多の23個目の失策と、この日が21歳の誕生日だった堂林にとっては、ほろ苦い一日となってしまった
一方、ここまで3連勝中だった先発のバリントンも、いつもの切れが見られない初回の失点は味方の失策が原因だったが、5回には二死まで追い込んでおきながら、高橋由に2ランを浴びるなど、最後まで自分のリズムを作れなかった
後半戦に入って、巨人からはまだ1つも白星を奪えていない野村監督は「相手も必死ですから打てなきゃしょうがない」とサバサバした口調で語ったが、まだ巨人戦は今季8試合残っている悲願のCS出場もかかっているだけに、まずは今カードで意地を見せたいとこ 天才打者らしいメモリアルアーチだった1‐0の五回2死一塁外角の直球に無意識にバットが反応した左翼席への8号2ラン高橋由が巨人では5人目の300号アーチを達成した
本拠地の大観衆は興奮のるつぼと化したスタンドの「由伸」コールも心地よかった15年目のベテランは「巨人の歴史の中で1つ、数字を残せたのはうれしい」と白い歯をのぞかせた
恩師に元気な姿を見せることもできた東京ドームを訪れ、観戦した長嶋氏は新人時代の監督だった「いろいろと入団の時から公私にわたってお世話になっている方そういう方の前で打てたのは良かったです」とほおを緩めた
故障との闘いだった09年に腰の手術をし、同年の出場は1試合1打席だけ「手術をしてからはグラウンドに立つことを想像できない時期もあり、数字というものを考えずにやってきました」苦闘の日々を「1日でも長く野球をやりたい」という強い思いで乗り越えた
精神的にもタフになった37歳は節目の記録達成に「プレッシャーはなかったけど毎日、聞かれても答えることはない」と笑った原監督も「年を逆にとっている若返っている」と独特の言い回しで絶賛した
チームは両リーグ最速の60勝を達成最短で19日に優勝マジックが点灯するベテランの一発で再び勢いに乗りそうだ日々、勉強です」トンネルを抜けた男がようやく笑ったファンの歓声に「ここで打てなければ泣きそう、と打席に入った
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