「あっという間に燃え広がったこれからどうすれば」--13日未明に長門市東深川でわずか約2時間で18棟が焼けた火災木造家屋が密集する地域で、消防車が入りにくい路地の奥から火災が発生、強風が炎を巻き上げる悪条件が重なり、火が一気に広がった家を失った住民は寒空の下、不安を抱えて焼けた我が家をぼうぜんと見つめていた【川上敏文、柴山雄太、吉川雄策】
◆おびえる被災者
「怖かった」市が避難場所に指定した県漁協湊支店に避難した計5世帯12人は、寒さと不安に震えながら身を寄せ合った
自宅が全焼した主婦(58)は、パチパチと燃えるような音で目を覚ました会社員の夫(45)に起こされた就寝中だった2人は階段を下り、白い煙で充満する1階で寝ていた主婦の両親を起こした夫はホースで延焼する自宅に水をかけたが、火の勢いがすさまじく、約10分で諦めて4人で避難した主婦は「早く住むところを見つけないと」と疲労をにじませた
自宅が半焼した別の主婦(67)は外に出ると、炎は迫っていたものの、向かいの家の2階に届かない高さだが、強い風にあおられ、瞬く間に自宅に燃え移った主婦は「避難所で温かいお茶を飲んで落ち着いた」と少しほっとした表情を見せた
◆炎に驚く漁師
被災した地区は漁師町で、出漁中に家が全焼した漁師も県漁協湊支店の中原克志・運営委員長(62)らは近くの湊漁港を午前0時ごろから約10隻で出漁し、約1~3キロ沖合でシラス漁をしていただが、民家の2、3倍の高さの炎が上がる光景に驚いて操業を中止し、急いで帰港した長男(43)と出漁中に自宅を全焼した夫婦=共に75歳=は「風が強くて陸地が真っ赤に染まっていた」と言葉を詰まらせた
◆悔やむ消防本部
市消防本部と地元消防団は、消防車計19台・105人態勢で消火活動市消防本部は今回の火災現場が住宅密集地だったことから、以前から住宅用火災警報器の設置の徹底を求めるなど火災予防に取り組んでいたが、行方不明の中嶋さんを含め、20世帯42人が被害を受けた
市消防本部の職員は「長門市制始まって以来の大火入り組んだ路地の中心部から火が出たため、消火活動に手が着けにくかった」と悔しそうに話した
◆対応急ぐ長門市
市は午前5時に大西倉雄市長を本部長とする市災害対策本部を設置部次長を含めた14人態勢で情報収集に追われた避難場所では市職員らが食事や毛布などを提供被害状況を把握し、被災者から市営住宅や民間アパートのあっせんなど要望を聞いた午前5時半には大西市長が湊支店に駆けつけ、被災者に「できるだけのことをしたい要望や必要なものがあれば聞かせてほしい」と話した
市が災害対策本部を設置するのは、05年の1市3町の合併以降、3度目05、07年に台風接近に伴い設置したが、火災では初めて
〔山口版〕
11月14日朝刊 うきは市は13日、九州北部豪雨で被害を受けた農地の復旧費について農家の負担率を5%以下、農業用施設について2%以下に抑える独自の助成制度を発表した1戸あたり複数の工事をかかえる場合でも負担金の上限を20万円としており、早期復旧につなげたいとしている
市によると、水田などの農地、水路や農道などの農業用施設で被害が確認されたのは市内約600カ所政府が激甚災害に指定したことから、原形復旧工事にかかる費用の9割程度は国が助成するとみられるだが残りは個人負担となっており、離農や農地からの転出が懸念されていた
来年正式決定する国の助成額が、想定している9割に達しなかった場合、その差額を市が負担する独自の助成制度を検討していたが、工事には個人負担額が大きくなるケースもあり、申請は半数にとどまっていた
このほか、棚田の石積み復旧についても2%以内に抑える国の補助の対象とならない40万円以下の小規模の工事についても、負担額を2割以下にするなど独自の補助制度を設けた
高木典雄市長は「山間部では高齢化が進み、豪雨被害を受けて農業を続ける意欲をそがれるのではないかという危機感がある市としても独自にバックアップしたい」としている木造家屋が密集する地域で、消防車が入りにくい路地の奥から火災が発生、強風が炎を巻き上げる悪条件が重なり、火が一気に広がった
MBT シューズ 激安通販木造家屋が密集する地域で、消防車が入りにくい路地の奥から火災が発生、強風が炎を巻き上げる悪条件が重なり、火が一気に広がった
シャネル バッグ木造家屋が密集する地域で、消防車が入りにくい路地の奥から火災が発生、強風が炎を巻き上げる悪条件が重なり、火が一気に広がった
プラダ財布