は埋まらず、１９日の３党首会談も物別れに終わるなど、与野党の駆け引きは激化している道内でも決戦時期をにらんで各党が準備を急ぐ道内１２選挙区の情勢を報告する
■３区
「民主党の体たらくと言ったらどうもならんな」民主党現職の荒井聡氏（６６）は６日、札幌市豊平区内をあいさつ回りしていた際、古参の男性支持者宅で党批判を浴びせられた
３区は民主、自民両党が毎回しのぎを削ってきた激戦区前回（０９年）は政権交代への期待から荒井氏が自民候補に７万票以上の差で圧勝したが、消費増税や党分裂への有権者の目は日増しに厳しくなる
荒井氏の地元事務所には支援者から「自宅から看板を外してほしい」と依頼も相次ぐ政権交代後の３年間で撤去した党の立て看板は２００本近い陣営幹部は「相手候補よりも逆風が怖い」と危機感を募らせる
自民が擁立する道議の高木宏寿氏（５２）＝豊平区＝にとって、勝敗の鍵は「保守の結束」３区有権者の約４割を占める豊平区は高木氏の父繁光氏（８３）と岩本剛人党道連幹事長の父允氏（７７）の両派が道議選で保守票を長年奪い合い、支持者間にしこりが残る
１０日に開かれた高木氏の豊平地区後援会設立総会では、允氏が「仲が悪いというが全く違うたまたま同じ選挙区だっただけ」と“不仲説”の払拭（ふっしょく）に努める一幕も道連幹部は「両派が結束できれば勝算は十分にある」と話す【円谷美晶】
■１区
◇横路氏、出馬表明前倒し
「次も頑張るので、よろしくお願いします」民主党現職で衆院議長の横路孝弘氏（７１）は１４日、札幌市内で開いた国政報告会で、次期衆院選の出馬意向を初めて示し、支援者約４００人が詰めかけた会場は拍手で沸いた
横路氏は議長の中立的な立場から周囲に「解散が明確になるまでは出馬表明しない」と伝えていた表明の前倒しについて、事務所幹部は「後援会の要望が強かった引退説も流れ、不安が高まっていた」と明かす
道１区は９６年の小選挙区制導入以降、高い知名度を誇る横路氏が５連勝民主の牙城と言われるが、横路氏も７０歳を過ぎ、他党は虎視眈々（たんたん）と議席を狙う
自民党は高橋はるみ知事や元Ｊリーガーら１１人から擁立を検討したが受諾を得られず断念昨年に続き公募を再度実施し、道議の船橋利実氏（５１）＝北見市＝の擁立を２２日内定した党道１区支部幹部は「道議と札幌市議が一丸となって支援すれば勝負になる」と意気込む 日本橋人形町に9月24日、産地直送野菜をメーンにしたビストロ「Union Sand Yard（ユニオンサンドヤード）」（中央区日本橋富沢町2、TEL 03-3668-0015）がオープンした経営は「ZOT」（神奈川県横浜市）（日本橋経済新聞）
【画像】 大手チェーンにはできない「作り手ありき」の素材とサービスにこだわる
居酒屋、バー、レストラン、カフェなど、さまざまな飲食業で経験を積んだ黒瀬実寿希（みずき）さんが開業農業経験者の高橋慎司さんとパン作りも得意なシェフ・長谷部真維さんが、それぞれの強みを生かして立ち上げに協力した黒瀬さんと長谷部さんは「D＆Department Project」（世田谷区）が運営するレストランで共に働いた経歴を持つ
産地直送の野菜や店内で毎日焼くパン、産地だけではなく畑まで指定したコーヒーや自然派ワイン（グラス＝700円～）、「自家製レモネード」（600円）など、「作り手ありき」の素材とサービスにこだわる店名には、「ひとが集まり（Sand）、行き交う場（Yard）を創造する（Union）」という意味を込めた「大手チェーンではできなくても、この店舗規模だからこそできることがある作り手とお客さまの間に立って、いいものを利用しやすい価格で提供していきたい」と黒瀬さん
店舗面積は15坪で、席数は25席外観・内装共にインテリアブランド「パシフィック・ファニチャー・サービス」が担当大きめのガラス窓をはめ込んだ白い建物に、正面と裏の2カ所に入り口を設け、どちらからでも入れる開かれたスペースに仕上げた作業場にもなる大きめの家具を配し、「来る人の多目的な使い方」に対応するという
モーニング、ランチ、カフェ、ディナーの4つの時間帯で、それぞれ異なるスタイルで営業11時30分まではテークアウトコーヒー、11時30分～14時は朝採れ野菜を使った2種類の「ワンプレートディッシュ」（1,000円）にメニューを絞り、14時～17時はドリンクメニュー中心、17時以降は「日替わり季節野菜のパスタ」（950円）、「自家製ロースハムのグリル」（1,400円）などのフードメニューを充実させる
■３区
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