９月９日、新潟巨人戦を終えた夜だったヤクルト・宮本は小川監督と食事に出掛け、指揮官の言葉に心を打たれた
「来季も戦力としてプレーを続けてほしい」
戦力その２文字こそ宮本が欲した言葉だった
「（チームの）精神的な何かとか、そういうことで残りたくなかったでも監督が戦力と言ってくれた僕には特別な人その人に言われたので、もう一度奮い立たせようと思った」
１９９５年、ヤクルト入団時の担当スカウトが小川監督だったその人の言葉が心に響き、４１歳のベテランはユニホームを着続けることを決めた翌日の１０日球団から小川監督の来季続投が発表され、１１日には宮本が現役続行を明かした
小川監督の言葉がなければ、現役１９年目となる来季はなかった今、望むことは何かそれは「この手で小川監督を胴上げすること」１２年ぶりの日本一を目指す前に、宮本が思いをはせる行事がある１２月の名球会総会今年５月に達成した２０００安打の裏にも宮本らしい秘話があった現職の米大統領として初めてミャンマーを訪問したオバマ大統領は１９日午前（日本時間同日昼過ぎ）、同国のテインセイン大統領とヤンゴン市内で首脳会談を行い、ミャンマーの民主化に向けた改革を進展させることで合意したオバマ大統領は、民主化運動指導者で最大野党・国民民主連盟（ＮＬＤ）党首、アウンサンスーチー氏とも同氏のヤンゴン市内の自宅で会談した
【ミャンマー訪問のオバマ大統領】協調主義の成果示す
オバマ、テインセインの両大統領は議会庁舎で約１時間会談オバマ大統領は会談後、記者団に「これは長い旅の最初の一歩に過ぎないという事実を我々は共有した」と述べ、政治囚釈放や少数民族との和平、汚職の根絶など、完全な民主化へ向けさらなる改革が必要との認識で一致したことを明らかにした
ただ、オバマ大統領は「テインセイン大統領が開始したミャンマー民主化へ向けた改革は、驚くべき発展をもたらすだろう」とも述べ、テインセイン大統領の改革姿勢を高く評価した歴代の米大統領はこれまで「ビルマ」の呼称を用いてきたが、オバマ大統領は軍事政権（当時）が８９年に使い始めた「ミャンマー」の呼称を初めて公式の場で用いた
これに対しテインセイン大統領は「民主化の進展と人権を国際的水準に合致させることで一致した」と応じ、改革の継続を約束した
◇「蜃気楼に警戒」スーチー氏指摘
一方、オバマ大統領はスーチー氏との会談後、記者団に「ミャンマーの人々が欲していることは世界の人々が欲していることだ」と自由や民主主義の普遍性を強調したスーチー氏は「改革における最も困難な時は『成功が見えた』と思った時だ」と指摘「我々は蜃気楼（しんきろう）に惑わされないよう注意深くなる必要がある」と述べ、テインセイン大統領が改革継続の約束を果たすようくぎを刺した
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