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11月19日、中国各地で湧き起こった反日デモから2カ月が過ぎた領土問題で悪

11月19日、中国各地で湧き起こった反日デモから2カ月が過ぎた領土問題で悪化した日中関係の回復がまだ見えないまま、2012年の冬が到来した

【その他の写真】

北京市内の日系ホテル・長富宮飯店の隣にあるオフィスビルに、日本人会の図書室があるここも利用者が減っているというこの図書室は1989年に設立されたこの年に天安門事件が発生し、多くの日本人が帰国する際に大量の日本語書籍を残していき、これらが日本人会事務局に送られてきた当時、中国で日本語の本を入手するのは非常に困難だったため、日本人駐在員の妻たちが有志で本を整理して貸し出しノートを作り、北京在住の邦人に提供するようになったこれが図書室の前身である

わずかな経費で運営するため、主な蔵書は在住邦人の帰国時に寄贈を受けたものが最も多い現在は約2万5000冊が所蔵されており、これは日中関係の風見鶏にもなっているようだ両国関係が良好な時は、「中国人のおもてなし術」「中国で儲けるために」などの書籍が多く、逆に関係が悪くなると「人民解放軍が日本を侵略する」「中国人は日本を買い占める」のようなタイトルが目立つようになるまさに日中関係の変遷の目撃者である

今回の尖閣問題の影響はかなり深刻だ事件後に帰国した日本人駐在員の家族のなかにはそのまま戻らない人もいる北京マラソンの参加を断念した日本人もいるやはり今の環境に不安を感じるのだろう北京日本人会図書室の管理に携わる任正平(レン・ジョンピン)さんは、北京の日本人についてこう語る

今年51歳の任さんは80年代後半、大学の事務員を務めていた改革開放政策が始まったばかりの当時、誰もが旺盛な知識欲を持っていたという彼もキャリアアップのために、働きながら大学の夜間コースで日本語の勉強を始めたきっかけは日本語クラスの募集枠に偶然、空きが出たこと他のクラスはすべて満員だった「日本語は漢字を多く使っているから勉強しやすいだろう」、そんな軽い気持ちで受講を始めた

任さんは当時を振り返り、「あの時代の中国社会に反日感情はあまりなかったむしろ、テレビトラマを通して日本への親近感があり、先進の科学技術など、中国人にとっては学びの対象だった」と話している

89年の初夏、天安門事件をきっかけに多くの日本企業や在住邦人が中国から撤退すると、任さんは日本へ留学することを決意した日本滞在中の92年2月、トウ小平の「南巡講話(なんじゅんこうわ)」を境に、中国は対外開放を一層拡大することが明確になったもちろん、日本企業の対中投資や日中貿易も再び活発になる任さんは約7年間の日本生活に終止符を打ち、北京に戻った日本人が多く入居するマンションの管理会社で、駐在員やその家族の世話役を担った

休日には日本人会図書室でボランティアをした多い時には、月10日間をここでの手伝いにあてたこの仕事が好きな理由は、かつて自身が東京で生活していたときにさかのぼる当時たびたび、池袋周辺にある中国人向けの本屋やレンタルビデオ屋に行ったそこには、本やビデオを借りる喜びだけではなく、店員さんと中国語で会話することの楽しみもあったホームシックの時、母国語で話ができる相手さえいれば気持ちも少しなごやかになるのではとの思いと、日本への恩返しのためにとの思いだった

2008年、北京五輪開催の年に、任さんは図書室唯一の専属スタッフとして正式に転職した帰国する多くの日本人たちが、読み終えた本を図書室に送ってくる中にはわざわざタクシーで運んでくる人も少なくない「もっとたくさんの人たちに読ませてあげてくださいよろしくお願いします」と挨拶してくれる時の感動は忘れられないと任さんは言う彼らの中には、旅行や出張で北京を再訪すると、日本から持ち込んだ書籍を寄贈してくれる人もいる別れの悲しさ、再会の喜び…いずれにしてもこの仕事は自分に与えられた財産だと任さんは考える大切な本を毎日、一冊一冊きれいに整理するどんな本にも、人知れない物語があるからだ

2012年9月、中国では反日感情が高まっていた任さんは北京に住む約1万人の日本人のことを非常に心配していた自分の電話番号を公開して、「困ったことがあれば遠慮なく電話をください」とネットに書き込むことも考えていたという「まったく罪のない民間人たちが最大の被害者私は日本をよく知っているからこそ、こんな時に何らかの形で援助しなくてはいけないのです」とも話したこんな状況改善のためにも、狭い在住邦人ネットワークを開放して、もっと積極的に地元の中国人と交流するべきだと考えている現在、図書室の利用者は月に約500人、日本人会の会員以外にも多くの日本人や中国人が訪れ、本を借りるだけではなく、情報を交換したり、人を紹介しあったりと、すでに交流の場となっている中国語の教科書を持ちこんで、任さんに熱心に質問してくる駐在員夫人もいるという

また任さんは、「人と人は、理解さえできれば信頼関係も自然と生まれる中国はこの秋に政権交代が済み、これから日本でも衆院選挙が行われるお互い好きか嫌いかは別にしても、引っ越しもできない一衣帯水の隣国なのだから、友好的な近所関係を築くことは何より大事なことだこのシンプルな問題は誰にでも分かるはずここも利用者が減っているという新作MBTシューズここも利用者が減っているという時計 レディースここも利用者が減っているというMBT シューズ 激安通販
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