<男子ゴルフ:カシオワールドオープン>◇3日目◇24日◇高知・Kochi黒潮CC(7300ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)
日本オープン覇者の久保谷健一(40=フリー)が67をマークし、通算11アンダー205の4位につけた2番が6メートル、6番が7メートル、14番が6メートルと、「後を考えたら怖くて打てない」とジャストタッチで放つ下りのロングパットが、最後のひと転がりで決まりまくった「打っちゃいけない下りのラインにばかり、ショットが行ってしまう入るのがラッキーなだけ」とぼやきも止まらなかった
「明日も優勝争いというより、来週の日本シリーズJT杯への練習だと思ってやります」ツアー屈指のネガティブ思考をもって鳴る「ぼやき王」も、実はメジャー3冠目を虎視眈々(たんたん)と狙っている「取れないと思った2つ目が日本オープンで取れたので、3つ目がほしくなる普段はそういう欲がないんですけど、せっかく出られるんですからね」といつにない野心をみせた高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー「カシオワールドオープン」は3日目を終え、今季初勝利を狙うハン・ジュンゴン(韓国)が通算13アンダーで単独首位の座をキープそのトップから2打差の4位タイに久保谷健一が浮上してきた
ハンが単独首位!藤田、石川、松山は後退
「3日目、4日目には通用しない“運だけのゴルフ”」とボヤキながら予選ラウンドを6アンダー10位タイで突破した久保谷この第3ラウンドを終えた後も「危険な一日でした」「思うように振れない」「短いパットは全然ダメ自分のクセ、病気」「ショットは『打ちたくない』と思っているところに面白いくらい行く」と、あらゆるネガティブ発言を並べてみせた
だがこの日は前半2番で6メートルのバーディパットを沈めると、5番は4メートル、6番は7メートルと立て続けに下りのラインを読みきってバーディを重ねる「入らないだろう、と思っているのが入ったそれが一番“癒し”になるね」後半もロングパットが冴えわたり、10番、14番でバーディ「67」と5つ伸ばして優勝争いに加わってきた
一方でこの日、グリーン上で苦しみ2バーディ、1ボギーの「71」と伸び悩んだ藤田寛之は12位タイに後退今大会終了後、次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を残して賞金王が確定させる可能性を残しているが、現在ランキング16位の久保谷も、今週から2連勝すれば逆転のチャンスがある
だが、誰もが予想する通り、久保谷の頭にはそんな奇跡のストーリーは一切無い「いいんです僕は来週頑張るから」10月の「日本オープンゴルフ選手権競技」で国内メジャー通算2勝目をマーク次の日本タイトルにも色気が出始めたところだ「獲れないと思っていた2個目(のメジャー)が獲れちゃったから、3個目も欲しくなってきた普段、欲は出ないんだけど、せっかく出られるチャンスをもらえたから頭の中は来週のことばかり」
2打差逆転を狙う最終日それでも「賞金王になって(ボーナス)1億円くれる、とかじゃないでしょう?(日本オープン優勝で)5年シードももらったからお腹いっぱい」入るのがラッキーなだけ」とぼやきも止まらなかった
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