調査会社のBCNは2012年11月7日、2012年11月から2012年10月まで約1年間のデジタル家電の販売状況をリポートした2012年10月に発売されて話題のWindows 8パソコンは、切り替えで旧モデルとなったWindows 7パソコンの処分販売の影響を受け、予想外に初速が伸び悩んでいることが判明普及が進むタブレットは、Nexus 7やiPad miniの人気を受け、主力が10型クラスのモデルから8型未満の小型モデルに移行しつつあることも分かった
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Windows 8パソコンは、値下がりしたWindows 7モデルに客を奪われる
パソコンは、3年ぶりの全面改良となったWindows 8モデルの販売増に、パソコンメーカーや販売店の期待がかかっているだが、最新のWindows 8モデルと、型落ちになったWindows 7モデルの価格差が2倍近くもあり、消費者はタッチ操作を含む新鮮なユーザーインターフェースよりも、あくまで価格や実用性を重視して後者を選んでいることが分かったWindows 7の登場時は、それまでのWindows Vistaの重い動作が不評だったこともあり、新OS搭載のパソコンが発売直後からよく売れただが、Windows 7は取り立てて不満がなく、「2倍近く高いWindows 8モデルをあえて選ぶほどではない」と考える消費者が多いようだ
Nexus 7人気でAndroidタブレットが急伸、パネルサイズは8型未満が過半数に
パソコンとは対照的に市場が拡大しているのがタブレットだ特に、2012年10月に発売を開始したグーグル(ASUS Japan)の7型モデル「Nexus 7」は低価格と本体サイズが支持され、同月のメーカー別販売シェアはアップルに並ぶほどに急伸した搭載OSの構成比では、Androidが初めてiOSを抜いたのもトピックだ
パネルサイズの構成比にも大きな変化が現れたNexus 7が登場する9月までは、8~10型のモデルが約7割を占め、8型未満の小型モデルは16%ほどしかなかっただが、Nexus 7が発売された10月は、8型未満のモデルが52%と過半数を占め、8~10型は33.5%にまで急減した11月2日にはiPad miniが発売されたこともあり、小型タブレット人気の傾向がさらに加速するのは間違いない
スマートフォンは、iPhone 5の登場でソフトバンクモバイルとauがシェアを大きく伸ばしただが、それ以外のスマートフォンの販売が奮わず、成長がやや鈍化しているテザリングや高速通信などで機能向上した年末モデルで、初期のスマートフォン所有者の買い換え需要を狙う
薄型テレビは、大型化の戦略が奏功したソニーの回復が目を引く
地デジ特需以降、売れ行きの鈍化が顕著な薄型テレビ販売台数、金額ともに前年割れが続く低調な傾向は2012年も変わらないが、価格下落を招く要因となっていた過剰な在庫が縮小したことで、平均単価の下落は収まりつつある
興味深いのが、メーカーが採る戦略によって回復の度合いが異なることだBRAVIAシリーズを販売するソニーは、2012年夏モデルで利益率の高い40型超の大型タイプに製品を集中させた結果、販売金額が大幅に向上逆に、パナソニックは20型未満の小型モデルを重視したことで、オリオンなどの低価格メーカーとバッティングし、販売台数と販売金額のどちらも低迷する結果となった
高級コンパクトを除き、コンパクトデジカメは不振が続く
デジカメは、コンパクトデジカメの不振が目立つ平均単価は下がり続けて過去最低を記録したにもかかわらず、販売台数も前年を大きく割り込んでおり奮わない要因としては、画素数競争やズーム倍率の向上がほぼ頭打ちになり、差異化が図りづらくなったことが挙げられる
コンパクトデジカメで唯一元気なのが、1/1.7型以上の大型撮像素子を搭載する高級コンパクトデジカメだ2012年は、ソニー「Cyber-shot DSC-RX100」をはじめとするヒットモデルが多く登場し、販売台数と販売金額がともに前年を大きく上回ったメーカー別シェアでは、PowerShot G/Sシリーズで40%超の圧倒的なシェアを保っていたキヤノンにソニーが猛追し、差は数%ほどになったソニーは、35mmフルサイズCMOSを搭載する「Cyber-shot DSC-RX1」を2012年11月に発売する予定で、トップシェアの逆転もあり得る
好調続くミラーレス一眼、デジタル一眼全体の50%超も間近
レンズ交換式のデジタル一眼は、前年比で2ケタの成長を維持しており、販売台数は過去最高水準で推移している下落ムードが続くコンパクトデジカメとは、まったく逆の状況となっている
ミラーレス一眼は、販売台数では全体の47~48%にまで成長した2012年9月末にキヤノンが発売した「EOS M」が好調な売り上げを見せており、50%を超える構成比になる可能性は高いデジタル一眼レフは、2011年のタイ水害で大きな被害を受けたニコンが復活し、かつてのようにキヤノンと僅差でトップを争う状況になった
両ジャンルのメーカー別シェアを見ると、パナソニックの苦戦が目立つかつては両ジャンルでトップシェアをうかがっていたが、コンパクトデジカメは2012年明けから、ミラーレス一眼は2012年6月ごろから急に失速を始め、現在は中盤グループに甘んじている売れ筋モデルにおいて、パナソニックならではの個性的な機能やデザインが見いだせず、進化が著しい競合モデルの間に埋もれてしまったのが要因の1つといえる
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